若狭路トレイルラン ~レース当日(後編)~
若狭路トレイルラン(ロングコース)も、後半戦に突入
中盤の文字通り山場でした鏡山を登り切り、下り勾配に入りました。
今までのトレラン完走記でもお話しました通り、
私は「下り勾配」が大の苦手
(トレランの醍醐味ともいえる場所なハズなのですが…)
少なくとも私の速度領域で走る人たちには下りでバンバン抜かれ、
Are you a Ninja ?
と、思わず異国に来た位の衝撃が走ります
結論としては私がめちゃくちゃ遅いのですが、
ビビッて重心が後ろになり、1歩1歩にブレーキが掛かってしまう為、
不安定な上に大変な着地の衝撃を受けてしまいます
上手い人は前重心で、パタパタ…と気持ちよく降下
この下りの克服こそが、今後のトレラン大会攻略に向けて、最大の課題です
A4地点を通過して久々の平坦路に入ったのも束の間、新たな登り坂が登場。
この辺りから体に急激なブレーキが発生
筋肉というより、内臓に力が入りません。
ハンガーノックか熱中症か下りの衝撃で内臓がやられたのか、
とにかく25km過ぎ位からの平坦や下りも走る事が出来ません
「制限時間に間に合うかなぁ?」と、トボトボ歩き続けます。
走らないのが勿体ない位の良い道でしたので、思わず撮影
このままリタイヤかと思いましたが、1時間近く歩いた所で、
あまりに気持ち悪くなり、道端でゲー(汚くてすみません…)
だいぶスッキリして、体が動くようになりました
ロングレースの面白さは、途中で復活する所にあるかも
胃はやられて水しか飲めませんので、省エネ走行。
途中で垣間見えた絶景を、少しコースアウトしながら、いくつか撮影
ここは時間帯から判断して「三方五湖」で間違いないかと。
世久見湾の東岸?毎日事件が発生しそうな予感しかしません
(と、当時思いましたが、断崖絶壁ではありませんね)
途中の川沿いで地元の子供たちが笑顔でペットボトルを持ち、
「お水掛けまーす」(だったかな?)と、登場。
頭に掛けてもらい、生き返りました!
昨年は10月開催という事で、この暑さは想定外だったのでしょう。
なぜかエイドでは「かぶり水」が有りませんでした
危なくバケツに入ったポカリをかぶりそうに
トドメ?は、ラスト6kmから始まる、4kmの
「地獄のアスファルト」(キン肉マンの技っぽい)。
余力は全くなく、30℃近い暑さの中を、黙々と1時間近く歩きます。
半分以上の時間は、目を閉じて歩いていたかと
残り2kmの下り坂は、綺麗な石段
つまずいたり滑ったりする事はありませんので、
思い切り前重心にし、一段一歩で駆け抜ける事が出来ました
やはり、速いし痛くないし、何より楽ですね
下山後、そのまま海岸線に出まして、初めての海ゴール!
ゴール後、数メートル先のテトラポッドまで行って、最後の(度々すみません…)
しばらくの間、その場に座っていましたが、本当に良い天気でした。
本部ですぐに完走証を頂けました
ゴールタイムは、「7時間14分56秒」。
6時間半位のイメージでしたが、完走できたのが奇跡な内容
さりげなく先週の22日で「Lv.40」にステップアップしてます
参加賞は、ミネストローネ入りのマグカップと焼きたてのサザエ
…胃が死んで固形物を受け付けない私は、マグカップのみ頂きました
預けた荷物を回収し、まずは近くの自動販売機へ。
甘いミルク系飲料にやっとありつけます
まず、紅茶花伝は外せません。
近くの階段に腰かけて飲み始めるも、30秒も立たず空になりました
次は甘いコーヒー。
やはり30秒程度で瞬殺…。
とにかく甘ければ何でも良し!
お腹を壊すとまずいので、この辺でストップ
干からびた体が、少しは潤されました
この後、「おみやげブース」に立ち寄りましたが、
調理必須なお魚さんと梅干のみが綺麗に陳列
…会社の皆さん、お土産は諦めて下さい
すぐに着替えを行って、明るい内に200km近くの帰路へ
トーマも総距離450km程、お疲れさまでした
ちなみに中国自動車道の西宮北出口の4km位前から渋滞に捕まり、
自宅まで半クラ(常に左足でクラッチを踏み続ける)地獄が続きました
(「裏・地獄のアスファルト」と名付けましょう)
今回も一筋縄ではいかないレースを十二分に堪能
関係者の皆さま、ありがとうございました
現在は、昨日位からやっと筋肉痛が収まってきた所
次のレースに向けて、また一から鍛え直したいと思います。。。
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