三連休2日目 ~奏の部~

昨日の日曜日は、午前中に20kmのランニングを終え、
午後からは阪口先生の尺八レッスンへ
(台風は夕方以降の到着でしたので天気も崩れず、助かりました

今回は私の都合で2つの課題曲を希望。

1曲目は「海鳥の詩」(江戸信吾作曲)

母校の関西学院大学邦楽クラブの定期演奏会に参加する事になり、
OB・OGが行う曲として、こちらが選ばれました。

「第56回関西学院大学文化総部邦楽クラブ定期演奏会」
日時:平成29年11月4日(土) 18時開演(予定)
場所:フレンテホール西宮(JR西宮駅から徒歩2分)
詳細は、分かり次第お知らせいたします
曲の内容は海鳥そのものというより、土佐の勇ましい漁師達のイメージ。
孔を少し塞いだりする「メリ音」は滅多に使われておらず、
とにかく元気に堂々と吹くのが良さそうです
尺八は最大で3オクターブを表現する事が出来、
低い方から「乙(おつ)」「甲(かん)」「大甲(だいかん)」と有りますが、
一番高い大甲は、普段使用する機会があまりなく、難易度が高め
(初心者は、乙と甲の使い分けで四苦八苦
この曲では、「ツ(F)」と「チ(A)」の大甲が登場します。

「ツ」の大甲は7孔尺八だと替え指で対処できますが、
一般的な5孔尺八だと、「ツ」の手に加えて管尻の穴を塞ぐ必要が有り、
上手く出来ないと半音上がってしまうことに…
私の尺八は管尻が大きく開いていますので、5孔は諦めようと思います
対しまして、「チ」の大甲は、乙・甲の「チ」と運指が異なり、
全閉の「ロ」の手から4孔を開けて、少しカル(メリの逆)と出ます(ハズ…)。
こちらは息をかなり鋭く出さないと低い音しか出ませんので、ご注意を
ソロパートもお稽古いたしましたが、師匠からは、
「もっと考えて吹くように!
と注意されましたので、出番がない事を祈ります
(もちろん、練習しておきますけどね

続きまして2曲目は、
「竹籟五章 ~三章「虚籟(きょらい)」~」
(諸井誠作曲)

楽譜は五線譜で、私用に琴古流の手を書き加えています DSC_3689.jpg

ちびちびと進んで三章まで辿り着きましたが、今回も
この楽譜からいかに古典本曲(普化尺八?)をイメージできるかが重要。
先生はこの曲に取り組まれる際、1フレーズでも1時間以上かけて
試行錯誤しながら自分のものにされたという事です
私が吹いてみた結果は言わずもがなですが
楽譜から「物語」を読み取ろうとする姿勢が無い限り、
きちんとした演奏が出来ない事を実感しました
依然として演奏者としての険しい道のりが続きますが、
師匠方の助言を活かし、少しでも前進を続けていきたいと思います。。。

奏(尺八など)

Posted by SOU