琴古流もいろいろ
本日は、師匠(小林一城先生)とのお稽古
早朝行ったトレーニングで腕立てやダンベル振り回したりしたので、
腕が少し上がりにくかったのは、内緒にしています
今回も琴古流尺八本曲と地歌を一つずつ。
本曲は「吟龍虚空(ぎんりゅうこくう)」、地歌は「千代(ちよ)の鶯(うぐいす)」。
「千代の鶯」は、他の地歌と少々異なる点が有りまして、
普段なら以前紹介した楽譜(竹友社発行。通称「青譜」)に
鈴慕会の手を少し加えて使用するのですが、
今回は青譜と根本的に異なるメロディーが多々あるため、
別の楽譜が必要となります。
それが、下の写真右側の「白譜」。
体裁は大体同じです(巻物風)。
表記の仕方も、ほぼ一緒です↓
白譜は琴古流童門会の方々が中心となって使われていますが、
私が所属する鈴慕会会主の青木鈴慕先生もこの曲に関しては、
後半あたりから白譜の曲を採用しています。
私が持っている唯一の音源は竹盟社の山口五郎先生の演奏でして、
この方も青譜をメインに使われているので、私もよく参考にするのですが、
ほぼ完全に白譜の内容を採用されていました
理由は定かではありませんが、おそらく青譜の旋律が
糸方とベタ付け(同じ旋律)だったからかもしれません。
良い曲は流派を越えて後世に残るのですね
寸法(曲の長さ)は全く同じで、どちらの楽譜を使用しても大丈夫です。
糸方の皆さまは、多少困惑されるかもしれませんが…
最後に、演奏会のお知らせです。なんと明日
「第40回神戸三曲協会独奏会」
日時:3/5(日)12:00開演
場所:東灘区民センター うはらホール(神戸市。JR住吉駅下車すぐ。)
入場料:無料
私は出演致しませんが、所属する琴古流の会から、
小沼静童先生、川崎貴久先生、兄弟弟子の小林鈴純さんがご出演。
個人的に「瑞星(山本邦山作曲)」が気になります
そうそうたる顔ぶれの演奏会ですのに、告知がハガキだけで、
チラシもネット宣伝も無かったのが、少し不思議です
ご興味のある方は、ぜひお越しください
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