7孔尺八
昨日は演奏会の下合わせで、西は神戸、東は泉大津と、
あっという間の一日でした
(乗り物好きですので、移動は全く苦ではありません
)
下合わせの曲は、どちらも現代曲という事もあり、
今回は「7孔(こう)尺八」を使用しました↓(上が8寸管、下が6寸管)
右手小指の場所に1つ
左手中指の所にも、さらに1つ
以上の2つの孔が追加されています。
(一般的な尺八は孔が5つです。今回の7孔は右持ちの方専用。)
メリットとしましては、
通常出しにくい音がクリアに出せるなど、表現の幅が広がる点かと。
尺八の特性をあまり考慮しない均一な音色が求められる場合は、
ストレスなく対応する事が出来ます。
見たことは有りませんが、9孔の尺八もあると聞きます。
手で支えなければいけない楽器ですが、どう持つの?
ただ、「出しにくい音」の代表であるメリ音(アゴを下げて出す音)は、
尺八の醍醐味でもありますので、5孔より良いという訳でもありません。
最近は、左手中指部分のみ開けた6孔が人気のようです。
(おそらく、管尻を塞ぐ「ツ」の大甲(だいかん)を替え指で行えるからかと)
私の場合、最近は数少ない演奏会でも古典曲が中心のため、
7孔は結構ごぶさたでした
案の定、まだまだ手も回らず、音程も安定しません
これから2週間位は7孔漬けで頑張りたいと思います
(尺八をご存知ない方には分かりくい内容でしたね
質問受付中ですので、気軽にご連絡下さい)
ディスカッション
コメント一覧
5孔は義父のものを見たことがあるので知っていますが、
7孔は、例えば西洋音階のような並びでしょうか。
ロとツの間と、チとリの間の2つが増えるのかな?
泉さま
ご指摘の通り、ツの半音とリ(琴古流)の半音が出ます。
八寸管(ロがD)で言いますと、E♭とB♭。
古典では大事な音色ですが、現代曲では平気で「ff」とか
言ってきますので、これが無いと結構大変です(^^;