2019野辺山ウルトラ完走記(レース当日)

いよいよ5/19(日)、第25回野辺山ウルトラマラソンのレース当日
午前2時半に起床 すぐに補給食に手を伸ばして胃の運動を開始。

午前3時に宿泊先の食堂へ。
バイキング形式ですが、油っこいものは避けて、
サラダ・ご飯・魚・味噌汁・納豆・ヨーグルト辺りを頂きました。
朝食時間の理想はレース3時間前ですが、
このような早朝にしっかりとした食事を摂れる事に感謝
着替え・トイレを済ませて、4時半頃に宿泊先を出発
(この季節ですと、ライトは不要の明るさ

途中で八ヶ岳を垣間見る事ができました
DSC_5662.jpg

レース会場に到着後、装備を最終決定。
寒さはあまり感じず、手袋やカーフスリーブは無し。
強風区間を考慮してシェルを使用。
(ちなみに現地のトイレは混み合って大変そうでした。)

午前5時20分。
私が入る第2ウェーブがスタート
まずはコースを復習。一番南から、時計回り。
2019野辺山コースマップ
大会HPより)

標高の推移は、以下の通り。
190519野辺山コース
大会HPより)

0~20km
…風は思った程なく、暑いという程でもない状況。
周囲はスタートからキロ5分台のペースを刻もうとしますが、
サブ10なんて出来る訳ありません(第2ウェーブだし)ので、
ガンガン抜かれても気にせず、マイペース
今年だけ序盤名物の急勾配トレイルがありませんが、
小刻みなアップダウンが続きます
20~40km
…変わらずアップダウンが延々と続きます。
これまでのトレイルでは渋滞もあって堂々と歩けましたが、
今回のコースは道幅も広く、「歩く理由」が有りません。
早くも多くのランナーが歩いていましたが、完走できたのかな?
42km地点 八峰(やっほー)の湯

ひとまず、こんな感じで元気です
2019野辺山42km地点
©allsports.jp
4時間20分程度で到着。抑えたつもりですが、後でどう響くか…。
1回目のドロップバッグを入手し、まず装備を変更。
シェルを脱ぎ、アームカバーとサングラスを着用。
補給食もナッツを中心に、出来るだけゆっくり摂取。

40~60km
…徐々に落ちてゆく食欲。
54km地点のエイドで塩熱サプリを摂取するも、直後に嘔吐
昨年の大会よりも5km程手前での発症 とにかく安静が第一と判断し、歩きに移行
60~70km
…明らかな熱中症
目まいが結構あり、目を開くのも億劫。
風は涼しめですが、日差しが強かったと思います。
曇天の予報は見事に外れてしまいました
途中のエイドで何度も頭から水をかぶり、
日陰を見つけた時は、20分位横になる事も
71km地点 滝見の湯

到着の1km程手前。少し回復し、一瞬走れました
(ゲッソリした感が否めませんね
2019野辺山71km地点
©allsports.jp
ここで2回目のドロップバッグ。
昨年は水も飲む事が出来ず、リタイヤを決断
今回はOS-1ゼリーをしっかりと飲み込めましたので、
「ひとまず馬越(峠)だけは体験したい!」
という一心で、レースを続行
70km~80km
…ひたすら急勾配の登り。
完走する事はひとまず忘れ、とにかく歩く。。。
馬越峠に入る前のエイドで、10分程横に
後はもう、ただただ登るだけ。
最高地点(1620m)を越えてからは、一気に下り。
周囲は完走目指して走り始めますが、
私は体に力が入らず、トボトボと歩き続けます。
既に完走ペースではなく、リタイヤ場所の検討も
80km~90km
…依然、体に力が入らず。
膝などを痛めて足を引きずりながらも走る人達を見ていますと、
どこも怪我をしていない私は、本当に根性が無いな~と。
とにかく私が走るのに必要な「浮力」を得る為、
ほぼ垂直方向のフットワークを開始
結果、82km辺りで、走力が復活
いつものジョギング並みのスピードで、快適に巡行。
ウルトラは「復活」が有るから、おもしろい
90km~
…また登りが始まります。
すでに歩いても完走できそうなペースでしたが、
出来るだけ走る事を心掛けました。
夕暮れ時で気温は低く、大変走りやすいコンディション
そして、ついに…

待望のゴール!
2019野辺山goal2
©allsports.jp

速報タイム「13時間34分56秒」で無事完走。
すぐに完走メダルと記録証を頂けました
「勝負に負けて、試合に勝った」ような内容でしたが、
とにかく目標の完走ができて良かったです
関係者の皆さま、応援ありがとうございました
(総括につづく?)